昨日、「お茶を気軽に楽しむ体験会」が開催されました。

ご指導いただいたのは、植村社中の皆さまです。
当施設を定期的にご利用くださっていまして、今回のお茶体験会をお願いしました。


ご協力いただき、ありがとうございます。
先生方は皆さまお着物でご参加くださり、参加者の気分も一気に高まりますね。

本日のイベントは、午前2回・午後1回の計3回。
計15名の定員でしたが、今回も満席となりました。
たくさんのお申込み、ありがとうございました。

ご好評につき、1月に体験会のリピート開催を企画しています。
ぜひご応募ください。
『お茶を気軽に楽しむ体験会 リピート企画!1/31(土)』

さて、本日は『気軽にお茶を楽しむ体験会』。
普段着のまま気軽に参加でき、ほとんどの皆さまが初体験です。
親子でのご参加も3組ほどあり、和やかな雰囲気のなかで、お作法を楽しく学んでいただきました。

体験は、茶室に入る前に隣のお部屋で白湯を飲むところから始まります。
その後、お庭に出て藁の草履(ぞうり)を履きます。

蹲(つくばい)で手と口を清めます。
そして、約60センチ四方の躙り口(にじりぐち)から茶室へ。

茶室では、先生方から具体的な所作を丁寧に教わりました。
間違えても大丈夫。先生方がその都度やさしく教えてくださいます。

茶室の中では、まずは掛け軸を拝見します。
掛け軸は、最初にお客さまが目にするものですので、ここに亭主(お茶会のホスト)の想いが込められています。
先生方は掛け軸のことを敬意と親しみを込めて「お軸さん」と呼んでいました。
大切にされている様子が伝わってきます。

この日の掛け軸は『喫茶去(きっさこ)』。
「さあ、お茶をどうぞ」「気楽にひと休みしていってね」というおもてなしの言葉です。
訪れた方を温かく迎えるメッセージなんですね。

そのほか、畳の縁(ふち)を踏まないこと、懐紙(お菓子をのせる紙)の使い方、お茶碗の扱い方など、さまざまな所作を学びました。

湯気が立ちのぼる茶釜を囲んでいただくお茶とお菓子の時間は、参加者の皆さまにとって特別なひとときとなったようです。
体験後のアンケートでは、お子さまから嬉しい感想も寄せられました。

『本格体験を身近に』
これは、私たち安祥閣が大切にしている思いですので、とても励みになります。

体験時間は約1時間。
本日は、日常を離れた貴重な時間をお楽しみいただけたのではないでしょうか。

安祥閣では、今後も皆さまに喜んでいただけるイベントを開催してまいります。
イベント告知はインスタグラムやHPでお知らせしていますので、ぜひフォロー&チェックをお願いします。